「G-Tune EM-B-6600XT-AF」の実機レビュー RX 6600 XT搭載

マウスコンピューターさんから「G-Tune EM-B-6600XT-AF」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「G-Tune EM-B-6600XT-AF」の特徴は、「Core i5-11400F」を搭載し「RX 6600 XT」を搭載しているので、フルHD解像度のゲームを楽しめる性能を持っています。
目次スペック
| G-Tune EM-B-6600XT-AF | ||
|---|---|---|
![]() | CPU | Core i5-11400F |
| グラフィック | RX 6600 XT(8GB) | |
| メモリ | 16GB | |
| ストレージ | 512GB NVMe SSD | |
| ケース | ミニタワー | |
公式サイトはこちら
執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。外観デザイン

「G-Tune EM-B-6600XT-AF」のPCケースはミニタワー型です。ミドルタワー型と比較すると一回りコンパクトです。スタイリッシュな外観デザインで、マットな質感のゲーミングPCです。

前面インターフェース部は右からHDMI、USB3.0×2、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、その下には光学ドライブ(オプション)、電源ボタンが配置されています。
斜めになっていてアクセスしやすいです。

背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
前面インターフェースのHDMI端子を使用する場合は、ケース背面のHDMIケーブルをグラフィックスのHDMI端子に接続する事で使用可能になります。

底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観

内部は左側面を開けると右上にストレージの格納で、HDD×1、SSD×2の搭載が可能です。
電源が左上にあり、その下にマザーボードがあります。

電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。PCケースの特徴を以下にまとめました。
PCケースまとめ- ケースの質感が良い
- ミニタワー型なのでコンパクト
- コンソール部にHDMI端子が配置されている
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
- 底面にダストフィルターが付いている
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
FireStrike
TimeSpy

3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
| 構成 | 3DMARK TimeSpy |
|---|---|
| Core i7-12700K RTX 3070 | 13801 |
| Core i7-11700K RX 6700XT | 11402 |
| Core i7-10700F RTX 3060 Ti | 10588 |
| Core i7-12700K RTX 3060 | 9220 |
| Core i5-11400F RX 6600 XT | 9003 |
| Core i7-10700 RTX 3060 | 8730 |
| Ryzen 7 3700X RTX 3060 | 8527 |
| Core i7-10700 GTX 1660 SUPER | 6128 |
| Core i7-10700 GTX 1660 | 5742 |
当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
RX 6600 XTは、グラフィックス性能ではRTX 3060より少し上の性能になります。
ファイナルファンタジー15

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 3526 / 35 fps 【普通】 |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 6489 / 64 fps 【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 9108 / 91 fps 【とても快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
RX 6600 XTを搭載しているので重量級ゲームもフルHD解像度でとても快適に楽しめます。
ファイナルファンタジー14

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 6388 / 43 fps 【やや快適】 |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 13853 / 95 fps 【とても快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 19391 / 137 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
フルHD解像度の最高画質設定でも「非常に快適」に楽しめます。
Apex Legends
最高設定
最低設定

人気FPSゲームのApexLegendsでは射撃訓練場で最高画質平均160fps前後、最低では平均250fps前後を記録しました。
場所によってフレームレートの変動が大きいので最小fps(1% Low フレームレート)も記録しました。最高では126FPS、最低では197FPSでした。
ApexLegendsなら144Hzのゲーミングモニターと組み合わせて高FPSを稼ぐ事が出来ます。
| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 164 |
| 最低 | 266 |
計測場所:射撃訓練場
フォートナイト
最高設定
最低設定

人気TPSゲームのフォートナイトではフルHD解像度の最高画質で60fps前後。最低では80fps前後を記録しました。
最低では200fps以上が出る場所もあるのですが、街の開けた場所だとフレームレートが急激に低下する印象でした。
フォートナイトで144fps出したい方はより上位モデルがおすすめです。
RX 6600 XT
RTX

また、フォートナイトは最先端のリアルなグラフィックスを実現する技術の「レイトレーシング」対応ゲームです。
RX 6600 XTはレイトレーシングに対応していますが、フレームレートや画質を向上させる機能の「NVIDIA DLSS」や遅延を抑える技術の「NVIDIA Reflex」には対応していない点は注意点になるでしょう。
| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 55 |
| 低 | 82 |
計測場所:グリーシー・グローブ、3D解像度は100%に変更。レイトレーシング無効で計測。
PSO2:NGS

| 解像度 | 設定 | スコア |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | ウルトラ | 1937【重い】 |
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 7238【普通】 |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 12779【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。
フルHD解像度の最高設定で「快適」評価です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
「G-Tune EM-B-6600XT-AF」のゲーム性能は、フルHD解像度の重量級ゲームを楽しめるゲーム性能を持っています。
| 4K解像度 |
| WQHD解像度 |
| フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15:最高設定で普通評価。PSO2:NGS:重い動作判定。
- WQHD解像度:FF15:最高設定で快適評価。PSO2:NGS:普通判定。
- フルHD解像度:FF15:最高設定でとても快適評価。PSO2:NGS:快適評価。
CPU性能
CINEBENCH

「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
| 製品名 | CINEBENCH R23(マルチ) |
|---|---|
| Core i9-12900K | 26849 |
| Ryzen 9 5950X | 24830 |
| Core i7-12700K | 22819 |
| Ryzen 9 5900X | 21369 |
| Core i9-10900K | 16350 |
| Core i9-11900K | 15913 |
| Ryzen 7 5800X | 15388 |
| Core i7-11700K | 14225 |
| Core i7-10700K | 12732 |
| Ryzen 7 3700X | 12419 |
| Core i5-12400F | 11805 |
| Ryzen 5 5600X | 11270 |
| Core i5-11400F | 8444 |
| Ryzen 5 3500 | 6819 |
CINEBENCH R23マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R23を当サイトでテストした比較になります。
Core i5-11400Fは6コア12スレッドのCPUです。第12世代のCore i5と比較すると性能差はありますが、価格差もあるのでコスパ重視の方におすすめのCPUです。
FPS / TPSゲームでよりフレームレートを稼ぎたい方、実況・配信を行いたい方、本格的な画像 / 動画編集を行いたい方はCore i7 / Ryzen 7搭載モデルも検討してみて下さい。
ベンチマーク
PC MARK10

| PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
| 6987 | 9585 | 9154 | 10548 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
ストレージの速度

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
512GBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
| アイドル時 | 高負荷時 |
|---|---|
![]() | ![]() |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度

室温24℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を実行した際の最大温度になります。
静音性

| アイドル時 | 3DMARK |
| 40.1 db | 41.0 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
「G-Tune EM-B-6600XT-AF」はケースの質感が良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使いやすいです。ミドルタワー型と比較してサイズも一回りコンパクトです。
性能面では最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでもフルHD解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「RX 6600 XT」が搭載しています。
「G-Tune EM-B-6600XT-AF」はリーズナブルな価格なので、気軽にゲームを始めたいという方におすすめのゲーミングPCです。
こんな方におすすめ- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- リーズナブルな価格でゲームを楽しみたい方
- フルHD解像度の重量級ゲームや人気ゲームを楽しみたい方
G-Tune EM-B-6600XT-AFの詳細はこちら
G-Tune公式サイトはこちら
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